ここまでのところ、会社は「基本方針・経営姿勢」に従って「経営理念」の実現を目指します。
ということを明確にしてきました。
次はその実現のためには、社員にはどういう考えで、どう行動してほしいのかを明確にします。
これが行動理念です。社員たちは基本的には、仕事に対する考え方や関わり方、そして経験はバラバラなのです。
しかし、会社は、そのバラバラな社員を組織として、運営していくためには、社員たちが行なう仕事のベクトルを一つに揃えなければなりません。
そのための指針が行動理念なのです。
行動理念は、各々行動を一つの文にまとめます。
その数は、5~10項目程度が良いでしょう。
「基本方針。経営姿勢」の一つひとつを「~するにはどうすればよいか」と、問いかけながら作成すると考えやすいでしょう。
社員に行動してもらうためにつくるので、わかりやすい言葉で表現すべきです。
■行動理念の事例
○「『仕事は楽しく』『職場は楽しく』けじめを持ちます」
○「社会人として良識ある行動を心がけます」
○「仲間を思いやり、チームワークを大切にします」
○「新しい技術にチャレンジし続けます」
○「無駄を削り、効果を高めます」
○「整理・整頓・清掃を徹底します」
○「納期と約束を守ります」
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