この検討会議は、評価結果と賃金・賞与・昇給の整合性・妥当性を一人ひとりと全社員のチェックし、一人ひとりはもちろん、全社員の納得を得るかどうか、全体の場バランスはどうかを検討します。
また、多くの場合、評価基準に連動して、賃金を決めて行くと金額が下がってしまう人がほとんどです。
現状の仕事のレベルが落ちたわけでもないのです。
これでは社員の士気にも大きく影響を与えてしまいます。
下がってしまう要因は、“将来の理想の社員像”を実現するための評価基準なのですから、明らかに現状のレベルより高い内容が含まれているので、どうしても評価結果が低いものになってしまうのです。
これを防ぐのには、運用ルールを一定期間、「評価結果一覧表」の最下部にある「判断基準」を190点以上210点未満の「B」を1段階下げて、180点以上200点未満を「B」を中心として他の評価基準をずらして、全体を緩やかにします。
あるいは、賃金体系の全体をランクアップさせ、現行の支払っている賃金に近づけるようにします。
いずれの方法も一定期間とし、次回の評価時に検討しなおします。
また、この状況も全社員に、評価制度発表会で発表します。
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